2009.December.19

ムービー撮影と編集のコツ

ムービー撮影と編集のコツ

最近は、デジタル1眼レフカメラやiPhoneでもムービーが撮れるようになり、映像制作の敷居がずいぶん下がったと思います。そこで、今回はムービー撮影と編集のコツと題して、そのポイントをいくつかご紹介します。

常に編集を考えた撮影を心がける
雑誌や広告などのスチール撮影であれば、どんな写真組みで構成されるか考えて撮らないと、後でデザイナーがうまくレイアウトできなくなります。そのため、レイアウトバランスが良くなるように、事前に編集者とカメラマンとで、ラフ画などを使って打ち合わせを行っています。
当然、ムービーの撮影でも、必要な素材が無いと編集が困難になります。たとえ個人旅行の撮影する場合であっても、後で困らないように作品全体の構成を考えながら、ロングショット・アップ・パン(水平方向のカメラアングル)・イメージ撮りなど、多めに撮りましょう。一度自分で撮影から編集までやってみると、いい作品にするためには、どんな撮影フッテージ(素材)が必要だったのか、よく分かるかと思います。

1つのシーンで色んな角度から撮る
映画の爆破シーンでは、編集の際に色んな角度から爆破の様子を見せるため、何台ものカメラを使って撮影します。そうすることで、1回本番のシーンでも、{アップで燃え始め}+{暴炎が舞い}+{ロングショットで煙が立ち上る}といった具合に、臨場感のある演出ができるのです。例えば、結婚式であれば、新郎新婦のアップと会場全体を捉えた2台体制にすることで、{新郎新婦入場}+{二人の顔アップ}+{会場のロングショット}と、その場の雰囲気をきれいに繋ぐことができます。同じように、一台のカメラしか持って行かない旅行のスナップムービーでも、右と左、アップとロングなど、色々な見せ方で撮ってみましょう。たくさんの素材が、あとでとても役に立ちます。

同じカメラアングルで使うカットは、ひとつだけ
先に1つのシーンでたくさん撮りましょうと書きましたが、注意点もあります。同じアングルで使うフッテージは、ひとつだけです。1シーン中に、色んな角度で編集するのは見やすいのですが、それと同じアングルが何本も繋がっていたら、かえって見辛い映像となってしまいます。カメラアングルが同じカットに限っては、OKテイク以外は、すべてNGとしましょう。そう覚えてください。

編集できた作品は、一日たってから再度見直そう
完璧に編集できたと思っても、思わぬところでミスも見つかります。また、時が経ち、客観的に見て不必要なカットや物足りないつなぎになっていると気づくことも多々あります。そのため、できた後に、再度見直すことも忘れずに。

こちらは、アニメ制作の現場。編集のやり方が凄いですね。アッと驚きます。