東洋と西洋では見方が違う
みなさんには下の絵を見て、真ん中の花がAとBどちらのグループに属していると思いますか?

(世界まる見え!テレビ特捜部「こんなに違う!?東洋と西洋」から)
結論から言うと、東洋人はAグループ(花びらと葉での括り)、西洋人はBグループ(茎でカテゴライズ)と答えたのです。
で、それがどうした? と思うかもしれませんが、僕にとってコレは目から鱗が落ちたというか、長年の謎が解けたとても興味深い心理実験だったのです。
西洋のモノの考え方の紀元はギリシャ時代まで遡り、「世界はモノと空間とが分離して存在している」と考えられています。それに対して東洋は古代中国の価値観を基礎と捉えていて、「世界はモノと空間とが柔軟に関わり合って存在している」のだと。
一枚の絵を見た時、西洋人は絵の主題に注目するが、東洋人は全体の構成まで眺めて絵を評価するとのこと。
「いやいや、そんなの個人個人の価値観であって如何様にも変わるでしょ」って思うかもしれませんが、その国にいる限り、誰しも周りの価値観に左右されることもあるわけです。赤信号なのにみんなで横断歩道渡っちゃう国民性は、我々のアイデンティティーに潜んでいるってことなんですよね。
そこで、私の長年の謎について・・・
今の世の中、ネットを介してボーダレスな時代に突入していて海外のコンテンツをどこでも簡単に見ることができます。例えば、海外の写真をネットで調べて撮影資料として使うこともあるのですが、実際、それがしっくり来なかったり、失敗することがあるのです。いや、成功することの方が少ないかな?
西洋美術の黄金比に習い、完璧にライティングしても、現場では日本人同士でモノを作るわけで、絵のまんまになることはない、と。主張しているモノだけ見るのか、全体を見るのか、価値観の基礎が違えば、同じ絵でも、見る目線も違う。私の美術論が揺らぎそうです!?
この話、まだまだ奥が深いのでいずれ、また・・・。